皮ふ科が扱う主な疾患
かぶれ(接触皮膚炎)
急性、慢性の湿疹の中にはかぶれ(接触皮膚炎)によるものが含まれています。原因不明のかぶれの症状の場合にはパッチテストで原因を検索する方法が有効です。患者さんが持参する製品と同時に日本皮膚免疫アレルギー学会が推奨するジャパニーズスタンダードアレルゲン(JSA2015)を貼付することが勧められています。具体的には試薬をのせたパッチテストユニットを上背部または上腕外側に48時間貼付して、48、72時間後、1週間後に判定します。

持参品の中でアレルギー陽性率が高いのは、化粧品・薬用化粧品、医薬品、装身具などであり、最多の化粧品の内訳は、染毛剤、シャンプー、化粧下地、化粧水などが多く報告されています。下グラフ参照(日本皮膚科学会 接触皮膚炎診療ガイドライン2020)
