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皮ふ科が扱う主な疾患

にきび

思春期から20代前半に好発する脂腺性毛包における慢性炎症性疾患。面皰(コメド)に始まり、赤みをおびたぶつぶつ(赤ニキビ)、中央に黄白色の膿をもつ膿疱、さらに深部に進行してしこり(硬結)や嚢腫を形成することもあります。進行したニキビは瘢痕を残すことがあります。

● 健康な皮膚

ニキビの原因としては、ホルモンバランス、皮脂、角化異常、細菌感染、遺伝、食事、ストレス、化粧品など多くの因子が複雑に発症に関与するといわれています。

● ニキビのできはじめ

思春期になるとアンドロゲン(男性ホルモン)が皮脂をつくる脂腺の活動を活発化させます。
皮脂が多いと毛包の常在菌であるアクネ菌(ニキビ菌)が増殖し、皮脂を分解して遊離脂肪酸に変えます。

遊離脂肪酸の刺激で毛漏斗部上皮の異常角化が起こり、毛孔が閉塞することで面皰(コメド)が形成されます。

ニキビ菌と遊離脂肪酸が炎症を起こす物質を産生し、白血球が毛包を破壊して炎症が増悪します。

治療としては毛穴のつまりを改善し、アクネ菌の増殖を抑制する外用剤が有効で、過酸化ベンゾイル(ベピオゲル®)、アダパレン(ディフェリン®)、過酸化ベンゾイルとアダパレンの配合剤(エピデュオ®)、過酸化ベンゾイルとクリンダマイシンの配合剤(デュアック®)、抗菌薬などが有効で、ニキビの段階にあわせて選択します。抗菌薬の内服薬や漢方薬なども併用すると治療効果が高まることがあります。ニキビの予防にはスキンケアも大切で、適切な洗顔、メイク落とし、保湿も有効です。食事や規則正しい生活スタイルなどにも注意が必要です。

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